映画『ショーシャンクの空に』あらすじ・解説・レビュー

こんな方へ

・大きな失敗をしてしまった人
・何もかもが嫌になってしまった時
・理不尽や不条理に苦しんでいる人

〔 こんな方は控えてください… 〕
・淡々とした映画が苦手な人
・作品を落ち着いて見る時間が確保できない人

本サイトでは気分や目的別にカテゴリー分けをして作品をご紹介してします。他の作品も是非ご覧下さい

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作品情報・あらすじ

  • 作品名(原題):ショーシャンクの空に(THE SHAWSHANK REDEMPTION)
  • 制作年度:1994年
  • 上映時間:143分
  • 監督(制作国):フランク・ダラボン(アメリカ)
  • 主な受賞歴:ー

世界一運の悪い男の、世界一ハッピーな物語

これは、理不尽な人生の中でも”希望”を持ち続けた一人の男の人間ドラマ。

主人公のアンディは有能な銀行マンでありながら、ある日些細なことをきっかけに妻を殺した容疑でショーシャンク刑務所に入れられてしまう。

ショーシャンク刑務所は終身刑の物ばかりが集まる劣悪な環境の収監所。アンディはやってもいない罪を着せられながらも囚人からの暴力や刑務官からの理不尽な仕打ちにあいます。

見た目は弱々しく無口で、何を考えているかわからないアンディはいじめの標的にされやすかったのです。

入所時から誰にも心を開かなかったアンディが、ある日調達係のレッドに声をかけます。この2人の出会いがきっかけとなり、アンディの生活は変わり始めます。

元々有能な銀行マンだったアンディはその知識や能力を活かし、様々な提案をすることにより刑務所の中で起きる様々な問題を解決し、ショーシャンク刑務所の中でも必要とされる存在になっていくのです。

あまりにも不運で、理不尽な生活の中でもアンディは自らの行動によりその生活を変え始めるのだが…..

このアンディという「究極に不運で過酷」な男をモデルに描かれていますが、私たちすべての人間が”本当の意味で生きていく”上で本当に大切なことが描かれている映画です。もう20年前の映画となりますが、人生の本質が変わらない限りこの映画の価値は不変です。

日々奮闘して前が見えなくなっている方や、人生に少し疲れてしまった方には、是非見ていただきた一作です。

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解説・レビュー ※ネタバレ含む

何者にも「希望」は奪えない

この映画は「最高に不運な事件」から始まります。

作品の時代は第二次世界大戦の終戦直後の1947年。若くして銀行副頭取までのし上がったアンディ。作品の中には描かれていませんが、真面目で誠実なアンディの性格からは、きっと血の滲むような努力をしてきたことが想像されます。

そんなアンディに待っていたことは妻の死を始め、無実の罪による収監。刑務所内で起きる理不尽な仕打ち。更には、刑務所の中で見えてきた一筋の光さえも、一人の男の汚い目論見に奪われてしまいます。

まさに、世界一の不運としか言いようが過酷な運命をアンディを襲います。
そんな中、アンディが変わらず持ち続けたこと。それは「希望」です。
アンディのセリフにこんな言葉があります。

希望はいいものだよ、たぶん最高のものだ。いいものは決して滅びない。

希望とは、人が「心の中」に抱くもの。希望は決して滅びないということ、希望を信じ続けることの意味を、アンディは幾つものシーンで行動で体現するのです。

とある日、アンディはふとしたことをきっかけに監視役が抱えていた遺産想像の問題を解決します。その報酬として、一緒に働いていた刑務所の仲間たちの分のビールを手に入れます。

このシーンは本当に印象に残ります。不運、理不尽、不運、理不尽が繰り返し、嘆きたくなるような環境の中にいるにも関わらず、たった一本のビールによってアンディを始め仲間たちは安堵を笑顔を浮かべるのです。囚人たちのここの表情は絶対に忘れない。

本当の意味で人が生きるということ、人が生きる上で本当に大切なこと。

に触れる瞬間です。世の中、どんなに富や名誉があっても不幸な人たちはたくさんいます。
しかしアンディは、どんなに不運な状況であっても明日への希望や安らぎの場を忘れません。

結局、人生は人に評価されるものではなく、自分がどう思うかなんですよね。すなわち、自身に課された運命の中で幸せ (=希望)を見つけることができるかということ。

この他にも、本作の中にはアンディの心の豊かさに触れる場面がいくつかあります。

恥ずかしいぐらい捻りのない「希望」というメッセージを、押し付けがましくなく自然と受け入れらるのは、きっとアンディが多くを語らず行動で体現しているからであろう。

世界一不幸な運命を迎えるアンディが体現するからこそ、ちょっとしたことで悩んでいる自分自身も、「少しは頑張ってみよう」と素直に思える。そんなメッセージを感じます。

運命を受けとめる。そして、一歩づつ進んでいく。

時に人には、残酷と言えるほどの理不尽や試練が襲いかかってくることがあります。

その程度が大なり小なり、辛い経験や失敗したことは等しく全員にありうることでしょう。
その時ほとんどの人は「なぜ自分が…」「あの時こうしていればよかった」と思うはずです。

アンディの名台詞の中に「災難は誰かの頭上に舞い降りる。今回は私だった。」という言葉があります。

その言動からもわかるように、アンディは自分の運命をまずは受け止めることから始めています。どんなに不運なことでも、どんなに辛いことでも、嘆くことなくまずは受け止めるのです。

前項で、「希望」を持つことの素晴らしさに触れましたが、一方で親友のレッドはこんな言葉も放っています。

希望は危険だ。希望は人を狂わせる

40年近くの長い期間を刑務所で過ごしてきたレッドだからこそ出てくる言葉なのでしょう。希望という、ある種の”幻想”を持つが故に自分を保てなくなるものがいること、夢を見ても叶えられないが故に自殺をするものがいるということ。

アンディのように希望を持つが故に崩れていった人をレッドはきっとたくさん知っているのでしょう。では、その者たちとアンディは何が違ったのか?

それはアンディは希望を”幻想”で終わなかったこと。
課せられたその運命を受け止めた上で、着実に行動を起こし光の方向へ一歩づつ進んで行ったことです。
最悪の境遇をハッピーエンドへと言うと、夢のような軽いストーリーに聞こえてしまいますが、この作品にはアンディが希望を現実に変えるための小さな一歩一歩が隠れています。

これは言うほど簡単なことではありません。
私たちの現実の世界でも、どんなに素晴らしい夢や希望を語っても、そこに行動が伴われなければ単なる”幻想”で終わってしまいます。

希望を自身を動かすための原動力とするのか、もしくはただの勘違いで終わるのか。

信じて進めば希望は現実に変わることを知っているかのように着実に前に進んでいくアンディの姿を見ていると、不思議と自分もできるような気がしてきますね。

大丈夫。一歩づつ進んでいけば確実にその先に希望はある。

監督はきっとこんなことを伝えたかったのだろうと思います。

緻密な伏線が絡み合い迎える痛快なラスト

そして、何と言っても素敵なのが、心地良く終われる痛快なラスト。

本作は概念的な素晴らしさだけでなく、多くの要素が緻密に掛け合わされた作品としての完成度の高さもピカイチです。

アンディが寡黙な人間だからでしょうか。それとも、オープニングから不幸な境遇にさらされているだからでしょうか。それともアンディに自分を重ね、「努力している人は報われるべきだ」という想いがあるからでしょうか。

明確な理由はわかりませんが、他の映画以上に本作は主人公(アンディ)に肩入れしてしまいます。
それだけに、アンディが刑務所内で少しづつ地位を獲得していくときや、大きなことを成し遂げるラストは最高に痛快で、これ以上ないほど気持ちよく見終えることができます。

しかし、現実はそんなに甘くないかもしれません。

どんなに前を見ても、どんなに努力をしようと取り戻せないものはありますよね。本作でも、アンディだけを言えばハッピーエンドかもしれませんが、現実を受け止めきれずに去り逝く人や、良いことをするが故に不幸な結果に陥るような悲しいシーンがあります。

こうした一つ一つの出来事が掛け合わさってこそ、希望を信じて進み続けたアンディが報われる姿には感銘を受けます。

この映画は、今を生きている全ての人に無条件に勇気を与えれます。

私は、仕事に追われて何が本当に大切なのかわからなくなってしまった時に見て、自然と涙が出てきました。そんな社会人の方々は勿論、未来を生きていく子供達にも是非見ていただきたいです。きっと、世知辛い今の世の中を本当の意味で生きていくために必要なことがぎゅっと詰まっているでしょう。

うまくいかないこともある、神様が自分を見放す時だってある。だけど、生きてさえいれば、希望を持ち続ければいつかきっと報われる。

そんなことを心から感じる、本当に心地の良い作品です。

受賞歴

アカデミー賞(1995)
受賞はしなかったものの….
[作品賞・主演男優賞・撮影賞・脚色賞・編集賞・作曲賞・音響賞]の7部門にノミネート

ゴールデングローブ賞(1995年)
こちらも受賞を逃すも….
[男優賞・脚色賞]の2部門にノミネート

「賞が多すぎてどれがすごいのかわからない….」という方はこちら!
 👉 映画賞ってどれがすごいの?

フランク・ダラボン監督の別作品

映画監督:フランク・ダラボン
・2008年:ミスト(監督・脚本/製作)
・2007年:マジェスティック(監督・製作)
・2004年:コラテラル(製作総指揮)
・2000年:グリーンマイル(監督/製作/脚本)
・1995年:ショーシャンクの空に(監督/原作/脚本)
・1994年:フランケンシュタイン(脚本)   等

「そもそも映画作りに誰が一番重要なの?」という方はこちら!
👉 映画作りのキーマンは誰?

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