迷ったら監督を確認!
映画作りのキーマンは誰?

映画のクオリティにおいて最も重要な役割を果たすのは、ずばり”監督”です。
他にも、製作総指揮や脚本、プロデューサー等、どれも重役に聞こえるスタッフが並んでいるが、企業はここもうまく活用し広告をしています。
広告に騙されるのではなく、その中身を知ることが大切です。
ここで、主要なポジションとその役割を確認しておきましょう。
監督
作品の”制作工程”における全て決定権者といっても過言ではありません。演技や音楽、美術、カメラワーク、ロケ地等…。もちろん、演技における「OK」や「NG」も監督の意志によるもの。
映像として映る全てのことは映画監督の判断により表現されていることから、僕ら視聴者にとっては最も影響度の高いポジションです。
最近では、クリント・イーストウッドやブラッドリー・クーパーなど、「主演 兼 監督」として活躍しているもたくさんいますね。
製作(プロデューサー)
主に、映画の売り出しをする仕事ですね。作品を作るための人・物・金を調整します。
そもそも映画監督やキャスティングやプロデューサーが選んでおり、この人がいなければ映画作りは始まりません。
但し、企画・制作(調達・売り出し)を主にになっていることから、私達視聴者に対する影響度としては”表現”に最も近い現場で携わっている監督の方が大きいと言えるでしょう。
制作総指揮(エグゼクティブ・プロデューサー)
形上はプロデューサーの上の役職ですが、これをしなければいけないという明確な役割はないとのことです。もちろん責任者である以上、ある程度の確認はしているとのことですが、作品に対する”直接的な影響力”は少ないと言えます。
制作総指揮はよく「スティーブン・スピルバーグ」などの著名人をクレジットとして使い、多くの人の関心を引くために使われるようなポジションです。
大層な役職ですが広告として最も活用されやすく、気をつけなければいけないポジションNo1です。
脚本:
物語を映画用に書き換える人です。
勘違いされやすいのが、「脚本家」と「原作者」は違うということです。
脚本家は原作の物語を元にストーリーを組み替えます(原作がなく、オリジナルに制作された脚本もあります)。
ハリーポッターのように、本から映画になっている作品も多いですが、違ったものになっているものが多いですね。
あれは脚本家の判断により物語が調整されているのです。
■原作:
そのままです。映画の原作となる作品を書いている人です。但し、あくまで原作提供でありストーリが脚本家によって書き換えられていることもあります。
原作者が映画の制作(現場)に関わることもありますが、基本的にはあまりないみたいです。
他にも、編集、配給、音楽など、様々なスタッフが映画作りに関わっていますが、大きな影響力を持つのは上記4職になります。
監督を認識しよう!
大体の人は、誰が映画に携わっているかぐらいしか気にしませんよね。
それをいいことに広告側は著名人のネームを使いあらゆる手を使い客寄せをします。
特に「制作総指揮:○○○○」と大々的に使われているときは気をつけるべきです。
誰が、どのような役割で関わっているのかを認識することはとても重要です。

やっぱり、同じ監督であれば同じような系統の映画が多いですね。
同監督の別映画で好きな作品があれば、その他の作品も自分に合う可能性が高いですね。
また、自分の好きな監督を認識していることは、その監督が新しい作品を出した時にも逸早く気づくことにもつながります。
余談ですが、ちなみに僕はM・ナイト・シャマラン監督の作品が大好きです。
どの作品も一貫して、緊張感があり最後まで展開の読めない物が多く、映画の世界に引き込まれます。
皆さんも、好きな映画の監督が誰かを見返してみてください。
好きな作品が意外と同じ監督のものだった!なんてこともあるかもしれません。