映画祭や授賞式って何が違うの?
こんにちは!ももすけです!
早速ですが「この映画、賞がありすぎて何が違うのかよくわからない!」なんて思ったことありませんか?
アカデミー賞やら、カンヌ国際映画祭やら…何が違うのか。

誰しもが一度でも聞いたことある映画での権威ある賞に「アカデミー賞」と「世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)」があると思います。
映画賞って何でそんなにたくさんあるの?何が違うのか?
ここではその疑問を解くために、アカデミー賞と世界三大映画祭の根本的な違いについて説明します。
そもそも映画祭と受賞式は全く違う
皆さんは映画祭や映画賞とというと何を思い浮かべますか?
よく『世界三大映画祭』という言葉を耳にしたことがあると思います。⑴カンヌ国際映画祭 ⑵ベルリン国際映画祭 ⑶ヴェネツィア国際映画祭 がこれにあたります。
あれ?テレビで一番よく見る『アカデミー賞』が入っていないじゃないか?!なんて思いませんか?
それもそのはず。実はアカデミー賞は”映画祭”ではなく”授賞式”。世界三大映画祭とは全く性質の異なるものです。
ややこしいですね。まずはそこから整理していきましょう。
映画祭:新作を見て賞が決められる

映画祭の特徴は、映画祭の中で作品を鑑賞をした上で優れた賞がきめられるということ。
そのため映画祭の期間も約1週間程の十分な時間が設けられています。
また、アカデミー賞との違いは、映画祭では新作(=まだ上映されていない映画)を鑑賞し、賞が授与される点だ。
これから世に出て行く作品の期待感にも繋がるため、後の上映の動向にも大きな影響を与えます。
当然、応募できる作品には規定があるのだが、世界三大映画祭では“世界中”の映画が対象となる。決め方は10名前後“映画関係者”が審査員となり投票形式で行われる。
つまり、少数精鋭部隊に全てが委ねられています。
また、”世界三大映画祭”といっても、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア映画祭にはそれぞれ性質があり、評価される映画のタイプも違います。
どの映画祭で評価されているかで、その映画の性質も何となくわかるということですね。
アカデミー賞:実はアメリカ国内の授賞式?!

一方で誰もが知る“アカデミー賞”。
前者との大きな違いは、そもそアカデミー賞は“映画祭”でなく“授賞式”であるということ。そのため、その場での映画上映は行われない。そのため受賞式自体は1日で終わり、コンパクトとなっている分その1日の中に話題も詰まっておりメディアでも一斉に結果が好評される。
また、アカデミー賞は「既にアメリカ国内で映画された映画」が対象とされている。特出すべきは、”アメリカ国内“という範囲と、すでに”上映されている映画“を対照としている点だ。
僕ら一般人も既に映画館で見たことがある作品同士での競争となるため、応援したい気持ちが強くなり熱が入りやすくなりますね。
投票形式にも大きな違いがあり、世界三大映画祭は少数精鋭が投票する形だが、アカデミー賞で投票権のある会員はなんと6000名以上!会員は監督などの映画関係者ですが、世界三大映画祭とは賞を決める方法も性質が異なっていることがわかります。
世界三大映画祭とアカデミー賞の違い まとめ
ここまでをまとめるとこのようになります。

ちょっと待て!!もしかして、アカデミー賞よりも世界三大映画祭の方が凄いの?!
なんて思う人もいるかもしれません。
これだけ見ると、単純に対象としている映画の規模が世界vsアメリカですからね。
しかし、対象範囲だけでは一概には決められず、アカデミー賞がこれだけ注目されるのにも理由があるのです。
その背景には、それぞれ授賞式や映画祭の成り立ちが関わりますので、こちらをご覧ください。
👉 映画賞ってどれがすごいの?